重金属と銀の銃弾
人体内では多くの金属が酵素の一部などとして使われている。
もちろんこれらは生存に必須である。
鉄などその代表的な例だろう。
銅やクロム、モリブデンなどもそうだし、カリウムやマグネシウム
ナトリウムやカルシウムも金属と考えても良いかもしれない。
その一方で、毒性を伴う金属も多く存在している。
大量に取ると銅も毒性を持つし、カドミウム、鉛や水銀などは猛毒である。
4大公害病のうち3つはカドミウムと水銀によるものである。
(阿賀野川有機水銀中毒(新潟水俣病),イタイイタイ病、水俣病)
カドミウムは特に厄介で、性質の近いカルシウムに置き換わってしまい
やすく、しかも骨として固定されるわけではないので骨がボロボロに
なるという結果を生み出してしまうのだ。
水銀(有機水銀)の問題は、神経系にダメージを与えてしまうことに
ある。猫が踊り狂ったようになったり、全身痙攣を起こしたりという
映像をご覧になった方もおられると思う。
鉛の害はローマ時代には既に発生していた。
ローマでは、加工しやすい鉛を水道管に使ったりワインを飲むのに
使ったりしていたのだが、水道管のほうはともかく、ワインには
鉛が溶けやすいので鉛中毒が多発。
金属でも銀や金は人間にはあんまり害無いのになあ。
(銀に関しては、バカみたいに飲んだら中毒起きるよ)
ところで。
銀の銃弾、なんていうものを作った連中がいる。
人間にぶち込むのなら鉛弾のほうが効率良いだろ。
で、もちろん銀の銃弾は人間にはぶち込まれない。
何にぶち込むのかといったら、狼男とか怪物にぶち込む。
一体何を考えてそんなこと思いついたのか…鉛弾は効かんのか?
ひょっとしたら…だが。あくまでもひょっとしたらだが。
仮に、高度な知能を持ち人間を喰らう異種の生命体がいたとしよう。
でもそいつらは鉛に対しての耐性が有るとする。
下手したら鉛が生存に必須だったかもしれない。
当然物理攻撃として以外の鉛弾の効果は薄い。
そんな化け物に効果があるものって何よ、と皆思うわけだ。
どこのどいつか知らないが、あるとき銀のなんかで怪物に殴りかかった。
のた打ち回る怪物、銀に対しては耐性が無いのか。
人間が銀の何かで攻撃されても、怪我以外はないはずだが。
人間と別の代謝系を有することに、誰かが気がついてしまった。
銀は奴らにとっては有害であることに。で、どうなったって?
もうボコボコよ。
銀の銃弾を化け物にがんがんぶち込む。
多分劣化ウラン弾とかも効くんだろうなあ…。
こんな風にして怪物たちは乱獲され、挙句滅ぼされてしまった。
人間ってしゃれにならんな。
…本当にこんなことがあったかどうかは定かじゃない。
しかしさ、似たようなことはあったのは事実。
マンモスやらオオナマケモノやら絶滅したのは人間のせいっぽいし。
ところで豆まきってあるけど、似たような風習がヨーロッパにもあったのは
知られて無いだろうなあんまり。(ラルヴァという怪物に対して豆まき)
日本では昔、鬼退治に炒った豆を600kg程ぶつけたというが、なんで豆なんだよ。
実は鬼が「豆怖い」っていって、それに騙され豆まいて、鬼がそれを
パクパク食って満足しただけじゃないのか?鬼賢いなおい。
あー、現金怖い美少女怖い有価証券怖い世界三大珍味怖い…。